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産地交流に弾み JA晴れの国岡山 /【広報誌】晴ればれ 2022年9月号 -
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JA晴れの国岡山リンドウ生産振興協議会は県内広域で各産地が連携して技術や品質を高め合おうと、初めての共進会を総社市で開きました。産地拡大やブランド強化を進めていきたい各産地の思いを1つに実現しました。100以上の生産者組織を抱えるJAの先駆けとして協議会を設立し、2年目。共進会を機に産地間の交流にも弾みを付けます。県知事賞には池川博泰さん(新見市)が輝きました。
リンドウは県内のほぼ全域に普及します。新見市・真庭市・美作市・奈義町・井原市・鏡野町・新庄村・和気町など県中北部を中心に50人が約5ヘクタールで栽培。西日本一の生産量を抱え、品質の高さや花持ちのよさから大阪・広島・岡山など市場からも強い引き合いがあります。
今年は主産地の新見地区を皮切りに6月中旬に出荷を始めました。記録的に短い梅雨の影響で降水量が少なく、ほ場の乾燥による草丈の伸長不足や害虫の発生が懸念されました。それでも積極的なかん水や防除など適切な肥培管理を徹底。品質良好で協議会全体で120万本の出荷量を見込みます。営農担当の山本日吉司常務は「JAの重点振興品目として3年先には販売高を1億円に伸ばす」と見据えます。
共進会には、生産者16人が22点を出品。「おかやま夢リンドウ」など9品種の特性をいかし、紫・白・パステルなどの花色が会場を彩りました。審査員は「草姿のバランスが優れ、花も葉も鮮やかでボリュームがあり、平年以上の品質に仕上がっている」と評価。産地を越えた技術の底上げに期待がかかります。翌日には山手直売所で展示即売しました。
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