-
びほく天空の実り(R) 鬼退治桃太郎トマト JA晴れの国岡山 /【広報誌】晴ればれ 2021年10月号 -
-
びほくトマト部会は、夏にはみずみずしく、秋には程よい酸味の中にも甘味を感じられるトマトを作っています。「“やりがい”と“ゆとりある”うめぇトマトづくり」を合言葉に、今年度は1260トン・4億5千万円の販売を見込みます。
収穫量増加と食味を追求し、出回りが減る9~10月の収穫量を増やすため夏場の樹勢を見極め、適度に摘花・摘果。夜温が下がる10月以降は、かん水量を減らすことで糖度を高めて品質向上を目指します。「リフレッシュ栽培」と称するこの栽培は、盆時期に休みがないとされがちなトマト農家に“ゆとり”をもたらし、単価高が狙える10月以降の収穫量増加により“やりがい”をもたらす集約的省力栽培体系です。消費者も、中山間地特有の昼夜の寒暖差とかん水抑制により、甘さが増した一番おいしい”うめぇトマト”を味わうことができます。
流通面では、全国に先駆けてコールドチェーン化(低温流通体系)を進め、予冷設備のある保管庫やトラックを使い、産地から店頭まで収穫時の鮮度を保ちます。2019年度に選果場の空調設備を強化し、さらなる棚もちのよさを実現しています。
半世紀以上続く県内トップ産地として栽培技術のみならず、販売力強化に向け、行政など関係機関と連携してマーケティング事業に着手。「桃太郎=岡山県」というイメーシを活用し、「桃太郎トマト」を食べて健康になってもらいたいと、「びほく天空の実り(R)鬼退治桃太郎トマト」と命名。積極的なメディア対応のほか、観光客向けへのPR活動などを通じて認知度向上に力を入れています。
-
