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糸鋸アート支所に展示 JA岡山 /【広報誌】ぱれっと 2020年9月号 -
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高島支所では、さまざまな組み木作品が来所者の目を楽しませています。季節ごとに入れ替わり、動く大型のものから手のひらに納まるかわいらしい動物までさまざまなものがあります。岡山市中区雄町地区の組合員真重満さんによる作品です。
事故で右手を失った真重さんの作品づくりは定年退職後の2003年からです。孫におもちゃを作ってほしいと頼まれ、リハビリを兼ねて制作した恐竜の組み木が喜ばれました。工夫しながら制作するうちにその面白さにのめり込み、今では小物から大作まで数千点を超えます。
型紙を板に貼り、電動糸鋸でパーツごとに切り、再度組み立てる。手法は同じですが、繊細な模様や、段差をつけるなどして様々な作品が出来上がります。木の種類によっては割れてしまうこともあります。作品に影響するため、リラックスして一気に作業を行うのがポイントです。
近年では、評判を聞いた市内の公民館や小学校から講師の依頼があり、子どもだけでも楽しめる組み木作品を指導しています。
真重さんは「子どもが喜んでくれるのが一番嬉しい。作品にもやりがいを感じています。これからも自分のペースでつくり続けていきたい」と話しました。
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