インゲン

インゲン イライラ防止や脂肪の代謝を助ける作用のあるビタミンB1、B2生活習慣病予防に効果のあるβ-カロテンなどを豊富に含んだ野菜です。
他にもカルシウム、鉄分、カリウムなどを含んでいます。
栽培のポイント

蔓性種は、栽培期間が長いので蔓なし種よりも大量収穫が期待できます。
整枝不要、支柱を立てて蔓を這わせましょう。

栽培のアドバイス

Q.どの品種を選べばよいですか。

収穫時期や栽培面積、収量などを考慮して品種を選びましょう。蔓あり種(蔓性種)は蔓が長く伸びるので、支柱を立てて蔓を誘引してやる必要があります。収穫期間が長く、2か月近く続くので収量も多くなります。暑さに強く夏の栽培に適しています。栽培期間が長い分、株疲れしやすいので、追肥で防ぎます。
また、蔓なし種(倭性種)は、草丈60cm程度ですので蔓性種よりも株間、条間ともに狭くてすみます。倒伏防止に支柱を立てる程度で資材は不要です。
収穫期間は約2週間、一気にとれて、あっという間に終わってしまいます。農家では、長期収穫ができる蔓性種が主流ですが、面積等も考慮して品種を選びましょう。

栽培暦
栽培暦
土づくり
いつ 何をする(1m2あたり)
定植2週間前 苦土石灰 130g
1週間前 完熟堆肥 2〜3kg
1週間前 有機配合肥料 90g
栽培方法
育て方 内 容
種まき・育苗 ポリポットに種を3粒まいてハウス内で育苗します。
5月の連休明けなら直まき(点まき)でも栽培可能です。
間引き 1回目:発芽したら2本に間引きましょう。
2回目:二葉が開いたら1本に間引き、本葉(初生葉の次に出る葉)1枚まで育てましょう。
育苗期間は20〜25日くらいです。
定植 畝幅は120cmで、マルチを敷きましょう。
条間60cm、株間40cmの2条植えで苗を定植します。
支柱立て 株わきに1.8m程度の支柱を立てて園芸ネットを張り、蔓を誘引しましょう。キュウリ用の網支柱でも可能です。
摘芯 支柱やネットの高さまで蔓が伸びたら、先端を摘芯しましょう。
追肥 収穫が始まったらリン硝安カリ20g/m2を施しましょう。
収穫 品種ごとの果長に達したら取り残しのないように収穫しましょう。