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食べ物の大切さ実感 大学生がレシピ考案 JA晴れの国岡山 /【広報誌】晴ればれ 2023年5月号 -
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JAは、くらしき作陽大学の栄養士養成のためのカリキュラムに協力し、JA営農指導員が年間を通じてトウモロコシ・ミニトマト・ダイコン・ホウレンソウなどの栽培実習をサポートしてきました。大学内の約2aの畑で、現代食文化学科の1年生52人が地産地消実習として、土づくりや種まき・水やりなど、一から野菜づくりを学修。未来の「食」を担う学生らが、自分たちが食べる食材を自ら作る苦労や喜びを体感することで、農業への理解と食に対する知識を深めました。
学びの集大成として、学生自らが収穫した白菜を使ったレシピ「白菜のカレーミルクスープ」を考案。白菜の甘味やうま味を全て味わえるようスープに仕立て、誰でも食べやすいように豆乳やアクセントにカレー粉を使うなど工夫をこらしました。
調理した岩谷まひろさんは「食材の裏にある栽培する苦労を経験したからこそ、全ての栄養を無駄なく味わってほしい」と力強く話しました。
川口洋学科長は「学生は自ら種や苗を植え、水やりはもちろん間引き・堆肥散布など毎日の世話を行ってきた。その甲斐もあり、さまざまな収穫物を得ることができたが、日頃口にしている農作物を育てる苦労も味わってくれた。この体験をこれからの学修や進路選びに役立ててもらいたい」と話しました。
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